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ITを武器に燃える若手

造船、プラント不況に苦しむ重工業でも、私は情報化、SCM的アプローチによる構造改革に取り組んでいる。一〇〇年企業のあかは、並大抵のパワーではそぎ落とせない。上意下達の重い組織、長い伝統の中で生まれた複雑なルール。古い情報システムを補うためにできたイレギュラーのかたまりとなった業務フロー。何か「メインロード」で何か「ケモノ道」なのか誰にもわからない。基幹業務のリアルタイム処理のためのERPや、瞬時の意思決定を支援するSCPソフトは、高速道路を疾走するための道具である。重工業R社の若手もこの新型の道具を得て今燃えている。「今まで、何か改革しようとしても〈昔からこうなっている〉とかくそこを変えたらあそこがうまくいかない〉とか、大先輩たちに指摘されて何をしようにも身動きがとれませんでした。ERPやSCPは、ビジネスプロセスの原理原則が織り込まれていると思います。もちろん、部分的には使いにくいところもあります。しかしそんな小さなことにこだわるより、全体がリアルタイムにつながれば、様々な業務が超高速化し、超効率化します。この道具で是非改革を実現したいと思ってます」今まで古く重い伝統に押しつぶされがちだった若い力の躍動が始まった。もともと、まじめな良い文化を持つ企業である。チャンスを与えられた若手がERP、SCPという武器を得て、古い伝統やしがらみを打ち壊し始めた。予想されるその成果も巨額だ。資本市場で全く評価されていない重工業も、徹底した情報化で復活する可能性はある。ERPなどのインフラができれば、ジョイント型のSCMの実現も可能となる。企業の枠組みを超えた生産性の追求が可能となる。今こそ小異を捨て、大同、王道を目指すべきではないだろうか?

フラットの体系がどんどん発展

フラットの体系がどんどん発展していけば、そもそも「価値」というものをどのように考えていけばよいかという関心を高めるでしょう。たとえば従来の百科事典ならば、ある項目については一通りの、権威ある記述しかないわけですが、ワールド・ワイド・ウェッブで情報をたぐっていった場合、何通りもの記述に出くわしうる。そのなかで選択することが必要になるのです。また、知識の体系が非常に規模が大きくなってきたときに、どういうルートで指標をたぐっていくかも大きな問題です。人それぞれでよい、とだけ言っていてはすまされないということもありうるでしょう。これはいまのところそれぞれの指標をつくっていく人の努力が全体で重なっていますが、このなかにはたいへん重要な仕事を要求して、指標自体の信憑性とか質を問題にしていく向きもあります。そのような努力をする人がインターネットの空間のなかに現れてきているのです。

インターネット経由で音楽ファイルを購入できる

近年、圧縮技術が発達し、音楽のデジタルデータ化が容易になったことで、その聴き方が劇的に変化した。パソコンや携帯電話機、「ipod」に代表されるデジタル携帯音楽プレーヤーなどで音楽を楽しむスタイルが当たり前になってきているのだ。その流れを後押ししている要因の一つが、インターネット経由で音楽ファイルを購入できる「音楽配信」になる。日本レコード協会が発表した資料によれば、07年の国内レコード会社における有料音楽配信の売り上げ額は754億8700万円(前年比41%増)で、シングルCDの生産実績である469億4500万円(同5%減)を上回った。ちなみにアルバムCDは2802億3000万円(同5%減)なので、CD全体の売り上げには及ばない。